怪談 「バスコール」

　　いつものよーに、ながったらしー迷惑メールを送ったのは盆休みも終了間際、
　　８月１５日夕刻のことなのでありました。

　　・・・「挑戦状」 と銘うったそのメール。

　　内容は、競作の依頼であります。
　　オリジナル怪談でコンペしないかね？　と、悪友ふたりを煽ったんであります。
　　快諾してくれたワケでありますが、そこはもれなく全員社会人。
　　私にいたっては部屋探しでパソコンすら触れぬ毎日。
　　８月末までとゆー期限はたちまち過ぎ、じゃー、９月１５日に締め切りを前倒
　　ししようとウダウダしてたら、・・・今日はもう９月１３日。

　　重い腰あげて、ネカフェに飛び込み 「・・・６時間パックで！」 と叫んだ次第。
　
　　いろんな思惑があって挑発したワケですが、いいだしっぺがオトすワケには
　　参りませぬ。
　　ネカフェは私の大好物、漫画がわんさとありまして、強烈なる誘惑ビームを放
　　ってくる危険な場所でもあるワケですが、これより、キーボードとかくとーする
　　所存であります。

 

 

本編　「バスコール」

タグ：怪談

０６晩夏の怪談 第一夜 「山小屋」

（語り部）　スガさん

　自分は親の命令「自転車屋になれ！」を無視したにも関わらず、息子には「医者になれ！」
　と自分の夢を押し付ける、ワガママ極まりない勝手な男 ＝ 父 が送り込んだ「刺客」。

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怪談ウダウダ

・・・聞くところによりますとゆーと。

「 怪談を聞いてのドキドキ 」は「 恋してのドキドキ 」と心理状態・肉体的反応などが
ひっじょーに似ており、また似ているからこそヒトは怪談を欲しがるんだとか。

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見えるヒト

「・・・君も 『見えないヒト』 かあ。　やっぱり」

ちいさい溜息とともに、彼女はこころなし寂しげにそう言ったものでした。

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月面のミサイル基地

むかし。手塚さんの漫画だったかなー。

月面にミサイル基地ができるのね。ミサイルといってもそりゃーすごいミサイル。
月面から発射して、地上にとどいちゃう上、破壊力もすごいヤツ。
射程距離もすごくって、地球全部がターゲット。文字どおり、逃げ場ナシ。
んで、要求に従わなきゃうっちゃうぞっておどすのだ。

要求は「どこそこの戦争を止めろ」

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「怪談」 （後編）

※前・中・後の３部作になっています。初めてのカタは下にある前編から
　 お読みにならないと、恐らく楽しめません。
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漆黒の闇。

　「金縛り」のさなか、目を開くことができない。
　　周囲はおろか、目の前ですら確認できない。

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「怪談」 （中編）

※３部構成になっています。初めてのカタは下 「怪談（前編）」 からどうぞ。　
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　京都は四方を山に囲まれた、絵に描いた様な盆地である。
昼間の暑さもさることながら、夜間の暑さと蒸しかえる湿度は並ではない。
強烈な夏の太陽によって焦がされた大気と湿気が、出口の無い盆地で行き場を
失い、こもって充満してしまうのだ。

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「怪談」 （前編）

　「カミガモ寮」は築二十年は経っていようかいう鉄筋モルタル四階建ての
見るからに古い建物だった。ほどよく痛んだコンクリートの外壁にはいくつ
もの亀裂が走り、おざなりな応急処置が施されていた。
灰色を通り越して黒ずんだコンクリート。ところどころ欠けたまま放置され
ている玄関前アプローチ。
初めて玄関前に立った私は気が滅入ったものだ。

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